温度センサ(熱電対でも測温抵抗体でも)と汎用計測器で計測した結果が121℃であっても、必ず121℃であることはありません。どうすれば121℃を保証できるか、その手順提案です。
標準はJCSS、NVLAP に従っています。
以下は、イギリス(UK)での紹介情報です。
(https://www.isopharm.co.uk/dental/sterilisation)
加熱滅菌法は歯科機器に活用する方法として推奨されています。
活用できる小型湿式滅菌装置には次の3機種があります。個々に指定の運用条件と負荷条件があります。
タイプ
N
滅菌装置: 真空にしない(Non-Vacuum)
(Also known as Gravity, Downward Displacement,
and Bowl & Instrument sterilisers.)
蒸気を計器に凝縮させて滅菌するためには、空気の除去が不可欠です。 タイプNの滅菌装置では、空気除去は受動的であり、これらの装置では包装された器具を滅菌することはできません。
受動的に空気の除去を行い為、歯科用ハンドピースや内腔を備えた部品では、通常タイプNの滅菌装置では滅菌されません。
規格HTM
01-05は、表面処理したハンドピースを処理するためにはタイプN滅菌装置の使用を可能としています。
タイプ
B
滅菌装置: 真空(Vacuum)
Also known as Vacuum, Vacuum Assisted, and Porous
Load sterilisers.
蒸気を計器に凝縮させて滅菌するためには、空気の除去が不可欠です。 タイプBの滅菌装置では、空気の除去は真空の補助によって能動的に実行し、適切に包装された物品ならびに管腔装置およびハンドピースでも滅菌が可能です。 空気は積極的に除去され、蒸気が浸透し装置内機器に押し込まれます。
タイプ
S
滅菌装置: 真空(Vacuum)
このタイプの滅菌装置は、特定の負荷タイプを再処理するように設計されています。
滅菌装置のメーカは、どのロードタイプまたは機器タイプが適合しているかを正確に定義しなければなりません。
タイプSの滅菌装置は、メーカの指示に従って厳密に使用してください。
重要な滅菌パラメータ
使用する滅菌装置の種類にかかわらず、滅菌のための重要なパラメータは同じです:
温度
活用される温度は 134℃~ 137℃です。
保持時間
負荷が134℃の温度に達したら、最低3分間保持してください。
圧力
約200kパスカル(2バー)
温度134℃で、蒸気が指定の圧力に達成したことを、一般的に温度に加えて記録します。
この記録装置にTQSoftを活用するのです。