MI直流抵抗ブリッジ(6242D、6010D、6020T)の校正
1.ブリッジの自己校正機能(ツール)を有しています。
2.校正結果を補正値として保存はしません。
3.6020T DCC 温度ブリッジの主な特徴の一つに、計器自体の校正法があげられます。
温度計量学で一般的な低電流(1 mA)でも6020T でテストしています。
4.精度を期間を決めて、例えば3年、保証しておりません。実績値として、3年経過で特性変化は0.01ppmもありませんでした。
MI直流抵抗ブリッジ(60OOB)の校正
1.ブリッジの自己校正機能(ツール)を有しています。(ブリッジ運用の直前に校正します。)
2.校正結果を補正値として保存します。
他社の直流抵抗ブリッジの校正
1.“校正結果を補正値として、計測器に保存します。”としています。
保存は、自動、手動の方法がありますが、詳細はわかりません。
2.校正値の有効期間、例えば3年、と規定しています。有効期間が過ぎると、校正値は有効ではありません。
ここで、簡単な疑問が浮かびます。残念ながら、弊社は明確に説明することは出来ません。
仮に、校正作業に必要な時間は24時間を費やすと仮定すると、この作業時間は被校正抵抗器の不確かさとして1/3以下である必要があります。
10Ω:10Ωの比較校正する条件、不確かさ0.015ppmであるとした場合。
その場合の抵抗器の安定性は0.005ppm/日 が必要である。準備できますか?
更に、精度確認の参照標準にはCCCとQHRが必要になる。準備できますか?
ちなみにMI(カナダ)にはCCCを保持していません。
精度を保証するため、メーカは出荷時、どうやって校正値を求めているのでしょうか?
精度を保証するため、ユーザは計測器を受け入れ、校正値の有効期間(例えば3年)が経過後、どのように校正値を求め、再度設定いるのでしょうか?
精度を維持したサービスが出来る機関は、国研機関しかないのですが?