9素子抵抗器を内蔵したリモート切換標準抵抗器
モデル1310A
運用方法
1.パソコンと被校正のDMM、キャリブレータ、そしてリモート切替標準器1310AをGPIBで接続します。
2.131Aの出力端子と被校正機器の入力端子を接続する。
3.1310A同梱のプログラムをインストールする。
4.ソフトウェアでリモート切替標準器1310Aの出力抵抗器を設定する。
5.ソフトウェアでDMM、あるいはキャリブレータの計測値を読み、保存する。
追加説明:
① 1310Aには制御プログラムを同梱しています。
② 1310Aには制御コマンドを説明しています。(同梱の取扱説明書を参照ねがいます。)
特長
1.9素子抵抗器(1Ω、10Ω、100Ω、1kΩ、10kΩ、100kΩ、1MΩ、10MΩ、100MΩ)と外付けのお客様抵抗器(1チャネル)
2.スキャナー内蔵、切替操作は前面パネルまたはGPIB(コマンド公開)
3.計測用配線は個々にケーブルを使用
4.抵抗器は温度管理(±0.1℃/1年)
5.キャリブレータ、DMMの校正に活用
6.安定性 <2.5μΩ/Ω/年
7.内蔵抵抗器は変更可能
MIモデル1310Aはユーザーフレンドリーな装置で、費用対効果の高い機能としてDMMとキャリブレータの校正作業に使用する目的で、リモートで切替できる機能を備えた9素子内蔵の標準抵抗器です。 なお校正手順は装置付属の文書、例えば”校正と検証のためのガイドライン”に従ってください。
MIモデル1310Aは、校正技術者の作業効率化を目的の為、校正技術者が設計し、開発しました!
1310Aの使い易さはキャリブレータの校正で理想的な選択です。国立研究所、軍、およびサードパーティの校正ラボのメトロロジストとキャリブレーション技術者は、1310Aの性能は容易に理解頂けるでしょう。内蔵の9抵抗素子は1 Ωから100 MΩまでの範囲をカバーします。もちろん25 Ω や 400 Ω などの他の抵抗素子も用意されています。そのほか、抵抗素子外付け用のチャネルも用意しており、ユーザーが選択した抵抗値を接続することができます。内蔵の抵抗素子は単一の温度制御したケースに保持しており、抵抗特性は優秀な安定性および非常に小さな温度係数を示しています。
使い方(例)
MI抵抗器 経年変化の例
MI1310A 温度安定性