温度ブリッジ 6020T
スキャナーを組み込んでいる。4ch
クイックモード(極性切替時間2秒)で運用すると、計測開始から約25秒でデータを出力します。
温度ブリッジ AccuBridgeシリーズは精密温度計測に活用することを目的に設計した計測器で、直流コンパレータを活用した使い易い計測器です。電流方向の切り替え時間は設定可能で、熱雑音や炉の電気ノイズの中でも 極性の切替時間(Settle Time(リバースレート) 2秒~)、連続での計測も可能にしています。
計測可能比率 スタンダードモデル:14倍まで、
プレミアムモデル:5倍まで
運用環境温度:10℃から35℃
センサ計測電流は直流です。回路に潜在するインダクタンス、浮遊容量等、虚数成分の影響は一切、受けません。
計測事例 (平衡水素の三重点温度を計測)
白金抵抗温度計を使用した直流温度ブリッジ6020Bの計測不確かさは、例えば 温度 13.8K、計測電流5mA で 0.02mKであったとの報告例があります。(日本国内のユーザが報告されています。)
御客様の要求仕様(例)
現実にロギング開始の操作から25秒足らずで計測を開始することを、動画で表示しています。(MI Japanが計測しました。)画面右上のタイマー情報を御確認ください。
温度センサの抵抗値がセンサ外部の影響を受けて変動したり、あるいは自己加熱の影響を受けて変動することが前提で、その抵抗値の変化を高速に応答、計測できることが必要です。
直流ブリッジは中核素子DCCに発生する残留磁束がゼロになるよう巻線制御回路が動作します。MIのブリッジは、計測スタートから短時間で、例えば25秒で、残留磁束が目標の条件(ゼロ近く)に到達します。この計測条件が整ったことを受け、計測を開始します。
この短時間に計測条件に到達する方式がMI独自の機構によるのです。
動画の検査条件は、Rs=100Ω、Rx=100Ω、計測電流Rx=1mA、リバースレート=2秒、計測データ数=35個、解析データ数=25個、データフィルタ=1秒 です。競合品と動作比較が可能なら、是非、同じ条件で、実施ねがいます。
計測開始までの経過時間を御確認ねがいます。
MI 新製品温度ブリッジ 6020Tのご紹介
温度ブリッジ 6020T の説明
計測可能範囲 0.1Ω~100kΩ
計測精度 ±0.015ppm : 範囲 1Ω~10kΩ
• 計測データはスタートから30秒足らずで出力します。
直流ブリッジは中核素子DCCに発生する磁束がゼロになるよう巻線制御回路が動作します。
MIのブリッジは、計測開始から30秒足らずで、磁束が目標の条件に到達したことを意味します。
この計測条件が整ったことを受け、計測を開始するのです。
この短時間に計測条件に到達する方式がMI独自の機構によるのです。
この計測開始までに時間、MIは”ラフ計測時間”と説明、に、仮に数分以上必要になるとすると、
計測対象の温度も相応に安定していることが必要になります。
実質的に、計測開始まで長時間の安定待ちが必要な計測器は、温度計測には不向きになります。
MIJapanスタッフは、納入時、運用トレーニングをさせていただいております。ご質問があれば、ご遠慮なく、お問い合わせください。
特長 特徴と利点
機種 | 6010D | Accubridge 6020T | ||||
計測電流極性切換え時間 | 2秒から | |||||
測定方式 | 直流ブリッジによる自動抵抗比測定方式 | |||||
計測電流極性切り替え時間 Settle time |
電流方向の切り替えは2秒~1000秒まで設定可能
|
|||||
測定対象 |
4線式接続 | |||||
測定チャネル | 2ch | 6ch | ||||
測定範囲 |
抵抗比:0.1~14 R0:>2.5Ω |
スタンダードモデル抵抗比:14倍まで プレミアムモデル抵抗比:5倍まで |
||||
センサ計測 | 10μA~100mA | 1μA~200mA | ||||
センサ計測電流継続機構(自己加熱安定化) |
なし | あり | ||||
フル仕様での稼働できる環境温度 | 10℃~35℃ | |||||
質量 | 17kg | 19kg |
実験報告例です。
MI Japanが6020T にセンサを模擬し、100Ωの抵抗器を接続し、計測してみました。
(同梱するPCソフトウェアで計測しました。テキストベースでデータ保存、その後、Excelで解析が行えます。)