1.Calibration of SPRT’s in the Subrange Between the Triple Point of Hg and the Melting Point of Ga

1999年のTempmekoで、ACブリッジとDCブリッジ(MI6010B)を使って、精密温度計(SPRT)の抵抗値を測定した事例が報告されました。

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SPRT校正、ACブリッジ、DCブリッジによる
この文献は、MIのウェブサイトからの引用です。
sprtcalibration.pdf
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2.Performance Assessment of Resistance Ratio Bridges Used for the Calibration of SPRTs

2003年に、NISTとNRCが精密温度計SPRTの校正に、ACブリッジ(ASL製)、DCブリッジ(MI 6010B)を活用した実証報告を行いました。

NIST, NRCC 共同論文

この論文で報告する試験結果は、ITS-90定点セルを使用したSPRTの校正で活用する抵抗比ブリッジのパフォーマンス特性と測定システムの不確実性に関する有用な情報を提供します。

総括として、MIブリッジ(直流ブリッジ)とASLブリッジ(交流ブリッジ)はRBC(抵抗ブリッジキャリブレータ)、RTU(抵抗比テストユニット)、およびインターチェンジ試験の結果は0.01ppmのレベルで一致しています。

 

これが事実である場合、得られた性能結果と、抵抗比ブリッジに起因する対応する高レベルの測定の不確かさを期待できます。すべての抵抗比ブリッジは、定期的にインターチェンジ試験を行い、機器が仕様の範囲内で比率(1近く)で機能していることを確認することが必要です。(2003年の論文です。)

報告論文:Performance Assessment of Resistance Ratio Bridges Used for the Calibration of SPRTs.pdf

抵抗ブリッジを温度校正に活用報告

3.Traceability of temperature measurements in Estonia

2013年、エストニアの国立校正機関METROSERT が温度センサのトレーサビリティシステムを構築、温度ブリッジ6010Tを活用した報告を行いました。

報告論文:Traceability of temperature measurements in Estonia.pdf

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Traceability of temperature measurements in Estonia
MIブリッジを使って、校正不確かさを評価しています。
エストニア Proc-2013-2-116-121.pdf
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4.Demonstrating Competency and Equivalency of Two Commercial
SPRT Calibration Facilities

2007年 Tempmekoで、Fluke 殿により、各国標準室間の温度校正の能力差を精密温度計SPRTの校正を通して行い、ACブリッジ(ASL製)、DCブリッジ(MI 6010T)を活用した実証報告を行いました。

 

 

報告論文:Demonstrationg Competency and Equivalency of Two Commercial SPRT Calibration Facilities.pdf

 

 

5. Report on NIM-NMC Bilateral Comparison: SPRT Calibration Comparison from -190oC to 420oCBIPM報告)

 

2016年.SPRT(温度)の比較校正試験の報告(中国とシンガポールの国研)で下記のMIブリッジを活用いただきました。(実施2010年)(詳細は原文をダウンロードしてください。) 

中国:6015T

シンガポール:6010A

報告論文:CCT-K3.2.pdf(BIPM) 

6010Aは直流抵抗ブリッジ6010の1号機、約20年前の装置です。その装置が依然として現役で、中国、シンガポールの国研機関の比較校正試験に活用されていることを、注目します。6010シリーズは最新機種6010Dまで、基本設計に一切、変更はありません。6010の信頼性と、国研機関の標準計測器である証明と考えています。

6. Final Report on APMP.T-K7 (2016年報告)

APMPの活動報告”水の三重点の比較校正” 

2016年.APMP参加の国研校正機関が水の三重点の比較校正を行った活動報告をされました。

 

活動に参加した国研機関:11機関

MIブリッジ(DC):3機関
ACブリッジ:8機関

 

報告論文:https://www.bipm.org/utils/common/pdf/final_reports/T/K7/APMP.T-K7.pdf

MIブリッジがAPMP(アジア太平洋計量)圏の国研校正機関で浸透している現状を示しています。直流計測のメリットが活用されていると考えています。(日本の機関でも直流ブリッジを活用していただいております。)

 

 

7. EURAMET.T-K3.5: Bilateral comparison of SPRT calibration at the ITS-90 Fixed Points of Ar, Hg, H2O, Ga, In, Sn, Zn and AlBIPM報告) 

2014年.SPRT(温度)の比較校正試験の報告(オランダとスイスの国研)で下記のMIブリッジを活用いただきました。(詳細は原文をダウンロードしてください。) 

VSL(オランダ):6010T,6015T

ROTS+CO.AG(スイス):F18(スイス)

報告論文:EURAMET.T-K3.5.pdf(BIPM)