LCRメータ(低インピーダンスの計測器)の校正に活用いただけます。外付け参照標準は不要です。
1.インピーダンス範囲:1Ω~10MΩ
2.周波数範囲:100Hz~20kHz
3.プローブ(抵抗)直流安定性:<2ppm/年
4.10MHz周波数:
短期安定性:<1×10^(-11) 10秒
位相ノイズ:<-130dBc/Hz
5.暖機時間:規格精度を満足するまで5分以内
6.運用環境:温度18~34℃、湿度10~80%RH
7.電源電圧 周波数:100、120、220、240V 50/60Hz
8.保証:1年(部品、修理)
9.METASと共同開発
10.CPEM パリ 2018で発表
LCRシミュレータZ1000 の特長(LCRメータの校正に活用することで)
この計測器だけで運用可能。参照標準は不要です。 |
自動化した操作。 |
人が操作することによるエラーはない。 |
校正範囲の全域をカバー |
シミュレーション法を活用。 |
校正不確かさが小さい。 |
メジャーメンツインターナショナルのモデルZ1000は、スイスのMETASが最初のプロトタイプを設計・テストしました。 LCRメータをより良い方法で校正するための必要性と要件を満たすように設計しています。 現在のLCRメータを校正する方法には、トレーサビリティを維持する非常に正確なインピーダンス標準(インダクター、コンデンサー、抵抗器)が必要であり、校正作業は時間がかかり、測定手順を複雑にする操作が必要になります。
従来の方法のもう1つの大きな欠点は、参照標準は通常-90度(コンデンサー)、0度(抵抗器)、90度(インダクタ)に近い10進値の位相角を持つため、LCRメーターの測定能力のごく一部しかテストできないことでした。計測器Z1000 iシミュレータの発売により、LCRメータの校正作業が新しいレベルに引き上げられます。 Z1000iは、100 Hz〜20 kHzのシミュレートされたインピーダンスでLCRメータをフル校正することが可能で、外部標準も必要なく、LCRメータの校正作業をはるかに使いやすいシンプルな方法を提供します。
LCRメータ(外部インダクタ、抵抗器、コンデンサ)のキャリブレーションの現在の方法を理解されている場合、作業に非常に時間がかかり、複数の手動操作があることに気付かれるはずです。 Z1000は接続作業等、最小限の手動操作は必要ですがユーザーフレンドリーな操作ソフトウェアを活用して、セットアップの自動検証と自動切り替えおよび簡単なステップバイステップ操作で測定を実施できるようしています。
METAS 技術報告の抜粋です。