メジャーメンツ インターナショナル(MI)は、電気計量標準のトレーサビリティ(日本ではJCSS)を下支えする計測器メーカです。お客様の標準室で国研レベルの計測器の活用を・・・

高精度分流器 6311A

1.高精度分流器 6311A

 交直電流比較装置、高精度変流器

 10A通電時、100mAの直流電流を出力。

 レンジを変更すると、

 300A通電時、300mAの直流電流を出力

 変換精度は、DC電流入力時5ppm以下、AC電流入力時20ppm以下。

 定格負担 0です。 

 整定時間 0です。

 (装置の等価回路も参照ください。)

ダウンロード
高精度分流器6311A
分流器、電流ディバイダ
6311A J - リーフレット HS Rev1-1a.pdf
PDFファイル 250.3 KB

 

下記の2レンジをサポート。

レンジ10A‗100:1

レンジ300A‗1000:1


6311A説明

1.仕様比較(10A通電時)シャント抵抗との比較

  計測特性として、計測精度、計測安定性、温度特性が向上しています。例えばDC電流の計測精度は5ppm以下です。


2.仕様比較(200A通電時)シャント抵抗との比較

  計測特性として、計測精度、計測安定性、温度特性が向上しています。


3.計測安定性(10A通電時)シャント抵抗との比較

  シャント抵抗の出力値は、約0.4時間周期で、約200ppm p-p で変動している。その原因は計測室環境の影響と推測しています。

  一方、6311Aは殆ど、出力の変動はありません。


4.計測安定性(300A通電時)シャント抵抗との比較

  シャント抵抗の出力値は、試験開始後、約80ppm変化、約0.4時間を経て、安定状態になりました。その原因はシャント抵抗の自己加熱の影響と推測しています。

  一方、6311Aは殆ど、出力の変動はありません。